友人代表の手紙 3分・読み上げる形
◯◯へ。手紙という形で読ませてもらいます。少し照れくさいけれど、聞いてください。
あなたと出会ったのは、大学の一年生の春でした。教室の後ろの席で、配られた資料を落として拾っていた私に、あなたが黙ってもう一枚差し出してくれたのが最初です。名前も知らない相手に、何も言わずに手を出せる人なのだと、そのとき思いました。
それから十年以上、多くの場面を見てきました。あなたが誰かの悪口を言うのを、私は一度も聞いたことがありません。腹の立つことがないわけではないはずです。ただ、あなたはそれを人前で言わない人でした。
私が仕事で行き詰まっていた時期、あなたは励ましてくれませんでした。かわりに、私の話をひたすら聞いて、そのうえで「で、どうしたいの」と聞いてくれました。答えを出したのは私ですが、あの一言がなければ、私はまだ同じ場所にいたと思います。
△△さん。◯◯は、こういう人です。前に出て引っ張るタイプではありません。でも、隣にいて、必要なときに一言だけくれる人です。長く一緒にいるほど、そのありがたさが分かってくると思います。
◯◯。あなたが選んだ人と、あなたが選んだ生活を、これから作っていってください。私は少し離れたところから、変わらず見ています。困ったら呼んでください。すぐ行きます。
結婚おめでとう。今日という日に、この場所にいられて嬉しいです。